the TRADING CITYとして2018年より携わってきた千石三丁目プロジェクトが一つの節目を迎えました。
空き店舗を「地域の居場所」へと改修する工事が完了し、実行委員会や改修ワーキンググループのメンバー等関係者等、深くプロジェクトに関わったメンバーに限定して内覧会が開催されました。
全開口だった道路側の外壁を耐震補強しつつも、陽が差し込む明るい空間を生み出しています。開口部上部のテントは骨組みを残すことで、ファサードのアクセントになっています。
間仕切り壁を取り除き、カーレットや健康吹き矢等、実行委員会で話した様々なプログラムで利用可能な広間とすることで、空間の利活用の幅が広がります。
既存の基礎の立ち上がりはベンチとして残し、かつてこの部屋が2区画であったことの記憶が継承されています。
もう一つの部屋にはキッチンが備え付けられており、コミュニティカフェとしても営業が可能です。
これから、福祉、予防医療、地域コミュニティーの場等として、地域の人に末永く愛され、使われ続ける場となってほしいと願っています。まだまだ道半ば、次は実際に使われている姿をレポートできればと思います。
事業主体 :千石三丁目プロジェクト実行委員会
事業コーディネート :社会福祉法人 文京区社会福祉協議会
設計・施工 :サンクジャパン 株式会社
プロジェクト推進アドバイス :the TRADING CITY